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第58回日本推理作家協会賞発表

「参考文献/資料集 2005(平成17)年」

『オール読物』平成17年7月号に掲載された選評。小酒井不木関連データの中で、せつない思い出と結びついているものといえばこれだ。

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ビオラ2歳半

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 8月生まれのビオラは2歳半になりました。
 こないだトリミングに行ったばかりなので、すっきりしててすごくかわいい。隣に見える緑色の物体は無印良品で買った「体にフィットするソファ」の上に毛布乗っけたヤツ。ビオラのお気に入りの寝場所。

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「小酒井不木の外国語学習法」

手塚竜磨「同志社英学校と東京の私学」
速川和男「小酒井不木の外国語学習法」

『日本英学史研究会 研究報告』 第95号
第4回日本英学史研究大会 於 京都同志社大学 1968・5・18(土)・19(日)

 ちょっと珍しい小酒井不木の文献資料を入手。日本英学史研究会(現・日本英学史学会)の研究冊子みたいなものらしい。全11ページの謄写版。

「小酒井不木の外国語学習法」は、簡単にまとめれば、『小酒井不木全集』に収録されている文献から小酒井不木が外国語の学習について書いた記述を大まかに浚って紹介した、という内容。医学・犯罪学をはじめ、外国文学、探偵小説に博識なところをみせる小酒井不木博士が、どうやって語学を学んで外国の文化を吸収したのか、というのが筆者の興味のあるところだったようだが、内容の深みという点ではどうも今イチ。結局、不木の随筆なんかをただ引用しているだけで裏付けや資料的な深まりが全然無い。
 また、同時代の外国語学習、他の学生との比較などの視点も一切無いので、結論部に「小酒井不木の外国語学習法は極めて常識的なものかはしらないが」と筆者自ら書かなくてはならない有様。発表うまくいったのかな? と心配さえしてしまうよ。

 とはいえ、40年以上前の、しかも「英学史」なんてジャンルの研究報告に小酒井不木を取り上げてくれていた、という事実は非常に面白い。

(参考)「日本英学史学会」

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横田順彌『近代日本奇想小説史 明治篇』

「参考文献/資料集 2011(平成23)年」

 圧巻の1200ページ、本体価格12000円。一応、小酒井不木の名前が出てくる参考文献ではあるのだが、出て来るのはほんの1箇所(笑)。しかもそれ、水谷準の「探偵小説研究」の要約部分でやんの。

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『帝国生命 新築記念誌』

帝国生命 新築記念誌

昭和4年5月5日発行 帝国生命保険株式会社 非売品

小酒井不木「長生薬由来」収録

 藤原さん、というとても有名な江戸川乱歩コレクターの方がいて、その方から以前この本のコピーを頂戴したんですが、今回たまたまネットの古書目録で見つけて本物が手に入りました。
 表紙は川端龍子描く「鴛鴦」。保険会社の新館落成にあわせて刊行された記念誌ですから、小説は小酒井不木の1篇だけ、あとは保険についてのあれこれ、病気・健康についてのあれこればかりです。保険会社の歴史を調べてる人には役に立つかもしれんけど。

 ちなみに小酒井不木はこの年の4月1日に急逝しており、この記念誌が刊行された時にはすでにこの世にいなかったので、編集後記にこんなことが書かれていたりします。皮肉といいますか、宣伝乙といいますか。

小説を御寄稿下すつた小酒井不木博士は四月一日名古屋に於て永眠せられ、図らずもこれが記念の御作となりました、「長生薬由来」を書かれながら、遂に人生の不慮に打克ち得なかつたところに愈々生命保険の必要を痛感させるものがあります。
「巻末寸言」

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このアンソロジーがひどい

「小酒井不木著書目録(翻訳・アンソロジー他)」を久々に更新出来たのは嬉しいんですが、素直に喜べないこともありまして。

http://homepage1.nifty.com/mole-uni/list/booklist2.html#book2_20060530

『こんな幻の傑作が読みたかった! 恐怖ミステリー BEST15』
2006年5月30日第1版発行
編者 ほんの森
製作 有限会社 アートブック本の森
発行 株式会社 シーエイチシー
発売 株式会社 コアラブックス

 たまたまネットの古書目録で発見して、小酒井不木の「死体蝋燭」が収録されてたので購入したのだけれど、その他の収録作品の並びに妙な既視感がある。で、気がついた。これって、鮎川哲也編の『怪奇探偵小説集』第1巻じゃないか?
 鮎川哲也編『怪奇探偵小説集』全3巻、双葉社から新書版・文庫版が出て、最近では(といっても1998年)ハルキ文庫で復刊されている。この『怪奇探偵小説集』第1巻に収録されている18篇から、村山槐多「悪魔の舌」、江戸川乱歩「白昼夢」、松浦美寿一「B墓地事件」の3篇を除いて「BEST 15」にしてある。ベストなのに乱歩落とすとか、理由はさておきこの編者すげえ(笑)。
 それより驚くのは、鮎川哲也が収録作品それぞれに添えていたルーブリックを改変して収録していること。例えば城昌幸「怪奇製造人」に添えられたルーブリック。

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