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江戸川乱歩全集を電子版で揃えようと思って

 2015年をもって著作権が消滅した江戸川乱歩、待ってましたとばかりにいろんな版元から作品集が刊行されました。今や電子書籍で乱歩全集をポケットに入れっぱなしの時代ですよ。
 しかし乱歩のテキストとしては、初出から丁寧に辿った光文社文庫版『江戸川乱歩全集』を推すか、それとも作者本人の手が入った最後の版である桃源社版『江戸川乱歩全集』を推すか、難しいところです。さあ電子書籍で乱歩を買いそろえようと思って、悩んだのはまさにここのところ。
 前者を取るなら光文社の『江戸川乱歩全集』電子書籍版を買えば良いし、後者ならば小学館の『江戸川乱歩電子全集』がそれに当たります。しかしどちらにも推すべき理由があるのでどちらかを落とすとなると、非常に悩ましい。

 で結局、今のところは小学館の『江戸川乱歩電子全集』で揃えることにしました。光文社文庫版はとりあえず紙で持っているというのもあるし、電子書籍版には注釈とゲスト執筆者によるコラム「私と乱歩」が収録されてないというのもマイナス要因。
逆に『江戸川乱歩電子全集』は、電子全集、とわざわざ名付けただけあって電子書籍であることのメリットを存分に活かしていて素晴らしい。何よりも各巻の付録の充実度は圧巻のひとこと。

 乱歩全集じゃないので今回は検討から外しましたが、集英社の『明智小五郎事件簿』も物語内の事件発生順に作品を収録してゆくという中々面白いチャレンジで、平山雄一さんの明智クロニクル含めてかなり食指が動く一品でありました。

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