EXCLUSIVE INTERVIEW with Blackie Lawless (W.A.S.P.)

『BURRN!』 1985.4

PEOPLE IGNONE THE FACT THAT WE'RE GREAT MUSICIANS!
by Arlett Vereecke
pic: Tony Mottram

――新しいツアーは、今までと違って生肉投げも半裸の女の拷問もやっていないけど、どうして?
ブラッキー(以下Bと略す):1984年のツアーは、人々を、ひっつかまえてショックを与えるために作られたんだ。人々の注意を引くようにね。まぁ曲がよかったこともある。世界一の素晴しいショウを作るには、いい曲が伴っていなければだめだ。俺達の曲は、曲だけでも1人立ちしている。ハリウッドの古い言いまわしに『駄作はごまかせない』ってのがあるけど、これはウソだね。駄作だってごまかせるさ。ただし長期間は無理だ。
 2年程前に活動を始めた時は、ライヴをやる気はなかったんだ。ライヴは嫌いだった。だが俺は曲を作る時、ヴォーカル中心に考えている。ほとんどのメタル・バンドは1人しか歌わないから、あくまで1次元的になるが、俺達は3人のヴォーカリストがいる。だから少なくとも、あれだけヘヴィなコードの中で、メロディーを織り上げていくこともできるのさ。。これは実に、レノン=マッカートニー・タイプのアプローチの仕方だ。
 俺達のライヴを観て、みんな W.A.S.P. がルックス優先のバンドだとカン違いしているようだが、それは違う! 俺達はとても音楽的なバンドだ。
――レコードを何百万枚も売ることが、あなたにとってのゴールを意味しますか?
B:いや、全然。バンドが成功することは望んでいるがね。アメリカでヘヴィ・メタル・バンドが成功するのは、とても困難だということを忘れちゃいけない。ラジオ局は、もう俺達の曲をかけてくれないから……しかも全国のラジオ局が、だ! 弱小動物の種族のように、選択が進んでいる。ラジオでのエア・プレイがなくても、生き残ることができれば、それは成功を意味する。もし、だめなら、沈んでしまうだけだ。俺達は、今でも、水面の上に頭を出している以上のことはやってるぜ。なぜ、俺達が、そうしてある程度の成功を手にしているかというと、まず第1に、曲が強く印象的。第2に人々が認識しやすいイメージを与えている。つまり、子供達が俺達の写真を見て、コンサートに来て、ライトがついた時、彼らが写真から得たイメージがそのまま現実にあるということだ。
 俺達は外見が凄いから、人は俺達が偉大なミュージシャンだということを無視するんだ! 忘れないでくれよ。俺達はスタジオ・ミュージシャンとして何年もかせいできたんだ! 時々ライヴでアルバムほど上手くプレイできないのは認めるよ。でもそれは、重いギターを肩から下げたり、ステージにあるいろいろな仕掛けのせいなんだ。まぁ俺としては、バーの椅子に座わってプレイするくらいなら間違った方がマシだと思うけどね!


W.A.S.P. - Animal (Fuck Like a Beast) (live)
Live At The Lyceum, London 1984

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BURRNIN' VINYL

『BURRN!』 1985.11

(90点以上)
94 RUN FOR COVER/GARY MOORE (増田)
93 ASYLUM/KISS (大野)
91 DIAMOND MISTRESS/MADISON (伊藤)
95 RUFF CUTS/TWISTED SISTER (伊藤)
92 ROUGH JUSTICE/TYTAN (大野)
92 ROCK'N' ROLL CHILDREN(シングル)/DIO (酒井)

■ROUGH JUSTICE/TYTAN
 今は亡きブリティッシュHMバンド、タイタンのオクラ入りになっていたサウンドが、遂にアルバムになって登場した。〈ds〉には元J.プリーストのL.ビンクス、現AC/DCのS.ライトの2人の卒業生もクレジットされている。こもったような誠実な歌声、厚みのあるコーラス・リフレイン、ユーライア・ヒープを生んだイギリスらしい、ヘヴィだが情感豊かなメロディとリフ。A1に代表されるこのサウンドこそが、決してなくなりはしない、なくしてはいけないブリティッシュ・ロックだ。力という『硬』の部分と、しっかり組まれたメロディ・ラインという『軟』の部分が生み出す、何ともいえない『哀』のムードは、今となっては貴重なサウンドだ。12曲ぎっしり1982年のイギリスの音。涙…涙…。(大野)

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SPOTLIGHT KIDS: ブラック・サバスの新ヴォーカリスト決定! WELCOME TO SABBATH, KAL….

『BURRN!』 1985.4

 “いったいどうするつもりなんだ!”と、ファンをやきもきさせていたブラック・サバスのヴォーカリストがやっと決定した。その名もキャル・スワン。マイナー系のファンの方ならご存知かもしれないが、キャルは、かつて元エンジェルウィッチのベーシスト、ケヴィン・リドルズが結成したバンド“タイタン”に在籍していて、シングル“ブラインドメン・アンド・フールス”のレコーディングにも参加している。タイタンの解散後は、アメリカに渡りエレクトラと契約したというニュースが伝わってきていた。そのキャルとブラック・サバスがいかなる形でコンタクトをとり、加入に合意したのかは不明だが、若いヴォーカリストを探していたサバスにとって若冠24歳で流れる金髪(ブロンド)の持ち主のキャルはまさにうってつけの存在だったのだろう。サウンド的に見ても、骨太で歌いあげるタイプのヴォーカリストであるキャルは、重くひきずるようなサバスのサウンドにはふさわしいのではないだろうか。キャルを加えた新生ブラック・サバスは、プロデューサーにボブ・エズリンを迎え、トロントのスタジオでレコーディングを開始する予定だ。(後略)

 多分『BURRN!』で Kal Swan の名前が初めて活字になったのがこの記事。結局、Kal の Black Sabbath 加入は無かったけどな。


(1985年、解散後に発売されたアルバム「Rough Justice」の1曲目がこの名曲「Blind Men And Fools」)

 後半は Black Sabbath のギタリスト Tony Iommi と、Lita Ford が結婚するぜお幸せに、という話題。これも無くなったというか何というか。Lita Ford は他にも Motley Crue の Nikki Sixx とか、いろんな殿方と噂になった女性アーティスト。W.A.S.P. の Chris Holmes とは正式に結婚して離婚してましたかな。


(Lita Ford ったら The Runaways で、The Runaways ったら「Cherry Bomb」なのだ。1977年、日本公演の模様だそうな。舞台向かって右側、ショートパンツでギターを弾いているロングヘアの女の子が Lita Ford。)

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CLOSE UP ARTIST: Vivian Campbell

『BURRN!』 1984.12

1 誕生日/1962年8月25日
2 出身地/アイルランドのベルファスト
3 血液型/?
4 身長/約170cm
5 体重/約63kg
6 好きな食べ物/インド料理
7 好きな飲み物/ドイツワイン、フランスワイン
8 好きな色/赤、黒、ピンク
9 好きな女性のタイプ/となりの女の子
10 愛読書/歴史小説
11 好きな映画/古いハンフリー・ボガートの映画
12 好きなスポーツ/モータースポーツ
13 初めてプロとしてのレコーディング/1980年スウィート・サベージ「TAKE NO PRISONERS」
14 思い出深いコンサートは/1983年12月31日、サンフランシスコ、カウパレスでのディオのコンサート
15 初めて買ったレコードは/マーク・ボラン(T・レックス)「テレグラム・サム」
16 音楽以外の趣味は/車、いろいろな人々と接すること
17 きらいなもの/待つこと
18 生まれ変われるとしたら/そんなことありえない
19 あなたの信条/人生というものは、便器についた陰毛のようにいずれは流されていく
20 好きな花/なし

 Dio のギタリストであり、のちの Def Leppard のギタリストでもあるが、何でわざわざ取り上げるかといえば、ちょっとだけ Whitesnake のギタリストになる人だからという理由になる。

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CLOSE UP ARTIST: John Sykes (WHITESNAKE)

『BURRN!』 1985.3

1 誕生日 1959年7月29日
2 出身地 レディング
3 血液型 -
4 身長 180cm
5 体重 約70kg
6 好きな食べ物 ベーコン・エッグ
7 好きな飲み物 ミルク
8 好きな色 黒
9 好きな女性のタイプ ブロンド
10 愛読書 なし
11 好きな映画 『ミッドナイト・エクスプレス』
12 好きなスポーツ ブロンドの女の子
13 初めてプロとしてのレコーディング タイガーズ・オブ・パンタンのアルバム「スペルバウンド」に収められていた“ヘルバウンド”
14 思い出深いコンサートは トーキョー・スタジアム(スーパー・ロック '84のこと)
15 初めて買ったレコードは
16 音楽以外の趣味は 女の子
17 きらいなもの -
18 生まれ変われるとしたら ジョン・サイクス
19 あなたの信条 -
20 好きな花 -

 この「CLOSE UP ARTIST」のコーナー、いろんな人にアンケートを実施していてなかなか面白いんですが、何で必ず「好きな花」を聞くのかね?

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BURRNIN' VINYL

『BURRN!』 1985.3

(90点以上)
95 STEEL THE LIGHT/Q5 (ジョージ)

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CLOSE UP ARTIST: Adrian Vandenberg

『BURRN!』 1984.10

1 誕生日 1958年1月31日
2 出身地 オランダ、ヘイグ(公式な首都)
3 血液型 ブルー
4 身長 194cm
5 体重 約82kg
6 好きな食べ物 日本食、ギリシャ、イタリア料理
7 好きな飲み物 ミルク、シャンペン、ワイン
8 好きな色 赤、青、白
9 好きな女性のタイプ みーんな大好き(特にこれといったタイプはありません)
10 愛読書 SF
11 好きな映画 「ディア・ハンター」「バケイション」「カッコーの巣の上で」他
12 好きなスポーツ 書きたくないなあ(女の子達には耳元でそっとお知えてあげよう)
13 初めてプロとしてのレコーディング 1977年「DA-LING」
14 思い出深いコンサートは 大阪でやった僕らの初めてのコンサート
15 初めて買ったレコードは ジミ・ヘンドリックス「SMASH HITS」
16 音楽以外の趣味は イラストレーション、絵画、読書、12番を見て
17 きらいなもの 自意識過剰、頭でっかちのエゴイスト
18 生まれ変われるとしたら エイドリアン・ヴァンデンバーグ
19 あなたの信条 楽天主義、物事はいいように考えよう
20 好きな花 蘭

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BURRNIN' VINYL

『BURRN!』 1985.2

(90点以上)
94 HONOUR & BLOOD/TANK (大野)

83 SLIDE IT IN (American Remix)/WHITESNAKE

「スライド・イット・イン」のアメリカ・リミックス・ヴァージョンがリリースされた時点で、僕は自ら提起した“ジョン・サイクス問題”に終止符を打とうと思った。パーソナルなイメージからバンドに合わないという気持は今も変わらないが、やはり、こうしてリミックスを聴いてみると、サイクスはホワイトスネイクのサウンド・カラーを良い方に変えてしまったと素直に認めたい。
(後略)(酒井)

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METAL SPECIAL: Hurricane

『BURRN!』 1985.2

 当時人気絶頂だった Quiet Riot のギタリストとベーシスト、の兄(Robert Sarzo - Guitar)と弟(Tony Cavazo - Bass)が組んでいるバンド、ということで、まだLAのローカル・バンドだったにもかかわらずカラー2ページで紹介された Hurricane。ドラマーがこの時点ですごいおっさん顔なのが笑える。

 まさかこの後、このバンドが Lion の解散騒動に巻き込まれて、最悪の日本公演を行うはめになるとは……。

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EXCLUSIVE INTERVIEW: Robbin Crosby

「RATT - Amidst Swarning Crowd Of fans!」

『BURRN!』 1985.1
interview: Yoko Hayashi
pix: Berle Company

 Robbin Crosby は 80年代の L. A. Metal ムーブメントの中心的存在として一世を風靡したバンド、Ratt のギタリストだった人。2002年、AIDS による合併症が原因で42歳の若さで死去。ドラッグの注射針を使い回したのが原因とか、色々と取り沙汰された。しかしここでの彼の発言からは、フラストレーションを抱えるのが当たり前のティーンエイジャーがロックと出会い、ロサンゼルスでチャンスを掴み成功して行く、実に健全で前向きなイメージしか見えてこない。

――例えば、今、若いバンドがヘヴィ・メタル・シーンの一部になりたいと思ったら、ショーケースになるようなクラブはあるの?
ロビン:僕達がローカル・バンドとしてやってた頃は『ウィスキー』も『ロキシー』も『カントリー・クラブ』も『スターウッド』もあったけど、今じゃ生き残っているのは『トゥルーバドール』だけだからね。難しいんじゃないのかな……。
――そういうクラブはどうしてつぶれちゃったの?
ロビン:クラブの殆どは住宅の近くにあったんだけど、クラブに来る若者達が窓ガラスを割ったり、駐車してあった車を壊したりして苦情が出たんだ。
――ファン自らがロックの場をつぶしてしまったわけね。あなた達はストリート・ギャングじゃなかったの?(笑)
ロビン:うん、ドラッグはやらないし、他人を殴ったりしないし、模範性だよ。(笑)何もかも音楽に込めてるからね。但し、女の娘(こ)は大好き。(笑) ヘヴィ・メタルは男のモノみたいに思ってる人もいるようだけど、女を締め出したら世界中のロック・ファンの半分は締め出すことになるわけだろ? そんなことやるもんですか!(笑)

 誤植らしきところは原文ママ。「やるもんですか!」って訳はねえだろ、と思うがそこはまあどうでもいいか。十数年後の彼の運命を知って、これを読むと泣ける。

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BURRNIN' VINYL

『BURRN!』 1985.1

 ここから、英語タイトル表記に統一され、邦題やカタカナ表記は別行に記載されることとなりました。

(90点以上)
94 PERFECT STRANGERS/DEEP PURPLE (酒井)
90 TOOTH AND NAIL/DOKKEN (増田)
90 VOLUME ONE/THE HONEYDRIPPERS (伊藤政)
93 BURNS LIKE A STAR/STONE FURY (大野)
95 ACES HIGH(シングル)/IRON MAIDEN (酒井)
91 I WANNA ROCK(シングル)/TWISTED SISTER (大野)

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EXCLUSIVE INTERVIEW: Vivian Campbell

「Vivid An' Capable - Irish Hero!」

『BURRN!』 1984.12
interview: Yoko Hayashi
pix: Herbie Yamaguchi

 Vivian Campbell この時22歳。Dio のギタリストとしてようやく華々しいキャリアをスタートさせた若きギタリスト。数年後、Whitesnake に加入し、さらにその後、Steve Clark の後任として Def Leppard に加入することになると誰が予想したか。

――最初に影響を受けたギタリストは?
V:ロリー・ギャラガー!
――13歳の少年がブルーズ・ギターに聴きほれたわけ?
V:ブルーズって、結局はロックン・ロールの基本だろ? ブルーズ・ギターっていろんな聴き方があるわけさ。ある意味では、一番簡単なスタイルと言えるよ。子供にもすぐに真似が出来るし。
 でも、ブルーズはプレイする者の能力に応じて凄く複雑にも出来る。そして、いかなる時でも強いフィーリングが入っている。僕は間違いなくブルーズの影響を受けているよ。
 ただ、ギャラガーから学んだのはブルーズだけだったね。その後、ほんの一時期サザン・ロックを聴いたよ。レーナード・スキナードとかね……。そして、その後はゲイリー・ムーアひと筋さ。彼の“Back On The Street”と“Don't Believe A Word”のソロの部分にはギターに関するあらゆる要素が入っていたから、僕はこの2曲のソロを研究するのに2、3ヶ月間喜々としていた。(笑)
――ゲイリーのプレイを真似するのは難しかったでしょ?
V:難しかったし、真似は出来ないと思う。そして、それは僕にとっていいことだったと思うよ。僕は彼に出会い、いろいろ教えて貰った。彼の音楽にあるドラマティックスとかインテンシティを自分の音楽に取り入れたつもりだけど、彼の音やテクニックをそのまま真似しているとは思わない。真似したら、ロニーにすぐ指摘されるよ。ロニーは何でもよく知ってるからね。誰かの真似したら、すぐに「オマエ、それは○○○のスタイルだぞ! 自分のスタイルでやれ、自分のスタイルで!!」って、どやされる。(笑)
――自分のスタイルが出来たという実感はいつ頃得たの?
V:ロニーに出会ってからさ。初めてロニーの前でプレイした時、僕はこの偉大なるベテランに強い印象を与えたいと“ダダダダダダーーーッ”(とギターを速弾きする真似をする)とやったんだ。そしたらロニーが「その弾き方は何んだい?」と批判するように言ったんだ。で、僕が「どこかマズいところがある?」って訊くと、「そんなの、Fxxk だ! ただの音符の寄せ集めじゃないか! 曲というのは起承転結がなくちゃいけない。ギター・プレイはトラックのフィールドにそったものでなくちゃ駄目だ。ソロは歌詞の内容に合うようなフィーリングを持ってなくちゃ意味がない!」と、こっぴどく叱られたんだ。
 それまでの僕は若いミュージシャンの殆どがそうであるように、速く弾けば弾くほど上手いのだと思い込み、習いたてのトリックを見せびらかして得意がっていた。演奏している曲とギターの関連など考えてもみなかったわけさ。ロニーに「ビートルズの曲を聴いてみろ!」と言われ、彼に言われたことを反すうするうちに、その意味がわかってきた。そんな時だよ、僕のプレイにフォームが出来てスタイルが確立されたのはね……。

 Dio つうたらこの曲か、「Stand Up And Shout」でしょう。どちらもメタル好きなら高揚せずにいられない至高のアンセム。


(Dio - We Rock - Pinkpop Geleen 11.06.1984)

――ロニーは視覚的にも音楽的にも、中世とかミスティカルとかいうことに大きな興味を持ってるけど、あなたを含めて他のメンバーはどうなの?
V:僕自身は興味ないし、他のメンバーも同じなんじゃないかなあ……。
――そうした点で共通性のないことが、音楽の創り出すフィーリングなどに影響を及ぼすということはないのかしら?
V:レインボーやブラック・サバスみたいに、みんながそうした世界を共有するというのも1つの方向、行き方だと思うけど、みんなが各々の世界を展開し、それを融合させた世界を創るということも1つの行き方だと思う。ディオの強みは、逆にそこにあるんじゃないのかなあ……。
――好きなバンドは?
V:デフ・レパードがいい!
――彼らの何が好き?
V:全部! 彼ら1人ひとりは芸術肌じゃないしズバ抜けているとは思わないけど、みんなが一緒になって力を合わせるといい音楽が出来るというバンドとしての基本を持っているね。そして、そうしたバンドとしての力は、彼らが同じ地方の出身で、同じくらいの年齢で、若くして成功したということからくるんじゃないかと思う。
――ディオの場合はアイルランドのあなた、スコットランドのジミー(ベイン)、アメリカのロニーとヴィニー(アピス)、クロード(シュネル)というように出身地も違うし、年齢も経験も違うでしょ? ということは、あなたのいう“いいバンドの条件”にはあわないわね?
V:にも関わらず、ディオはうまくいってるし、バンドには大きな将来が待っているという気がするんだ。ディオの目標はレッド・ツェッペリンのように、各自がスター・プレイヤーでなおかつバンドとしてまとまっている、というようなグループになることだと思う。

 なんか、Dio 脱退も Def Leppard 加入も、なるべくしてなったということですな。今読むと。

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BURRNIN' VINYL

『BURRN!』 1984.12

(90点以上)
90 スローイング・シェイプス/ストレイタス (大野)

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SPOTLIGHT KIDS:

『BURRN!』 1984.12

■『プロ野球ニュース』の“好プレー・珍プレー”を楽しみにしている人も大勢いると思うけど、10月2日放送のこのコーナーのBGMに、ホワイトスネイクのインストゥルメンタル・ナンバー“ベルジャン・トムズ・ハットトリック”が使われていた。勿論、好プレーのシーンでですよ

 というわけで YouTube から。本家 Whitesnake による演奏ではありませんが、ゴキゲンなおっさん達が結構楽しませてくれます。


(Landslide - Belgian Tom's Hat Trick)

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SPOTLIGHT KIDS: 5年契約破棄!? Cozy, Where are you going ?

『BURRN!』 1984.12

 コージー・パウエルが「最低5年はいるよ!」と言ってホワイトスネイクに参加したことは有名な話だが、どうやら、その言葉を破棄しそうな雰囲気だ。
(中略)
 コージーいわく「俺は1つのバンドのパーマネント・メンバーでいるより、セッション・ドラマーとしていろいろなミュージシャンとやる方が自分の生き方に合っている!」とのこと。
(後略)

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BURRNIN' VINYL

『BURRN!』 1984.11

(90点以上)
90 ホット・トゥナイト/ライオンハート (大野)
92 ノット・ゴナ・テイク・イット(シングル)/トゥイステッド・シスター (酒井)
94 WE ROCK(シングル)/DIO (酒井)
95 ミッドナイト・フライト/アースシェイカー (森内)

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KILLING TIME

『BURRN!』 1984.11

「フォープレイ」 ホワイトスネイク

●収録曲/フール・フォー・ユア・ラヴィング/ドント・ブレイク・マイ・ハート・アゲイン/ヒア・アイ・ゴー・アゲイン/ギルティー・オブ・ラブ/全4曲

 (大野)

 ま、紹介されてるよってだけの話ですわ。

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BURRNIN' VINYL

『BURRN!』 1984.10

 レビュアーの好悪丸出しで賛否両論いろいろあるレコードレビュー欄。国内版の表記が邦題かカタカナなのが時代を感じさせる。

(90点以上)
90 パワースレイヴ/アイアン・メイデン (増田)
90 アニマライズ/キッス (増田)
91 コンディション・クリティカル/クワイエット・ライオット (増田)
92 魔人伝/W.A.S.P. (大野)
91 RADIO MAGIC/アースシェイカー (大野)
91 STREET ROCK'N ROLLER/44 MAGNUM (大野)

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KILLING TIME

『BURRN!』 1984.10

「ホワイトスネイク・ライヴ」 ホワイトスネイク

●収録曲/シャドウ・オブ・ザ・ブルース/ラフ・アンド・レディ/レディ・アンド・ウィリング/愛の掟/ヒア・アイ・ゴー・アゲイン/ラヴ・ハンター/ミストゥリー・テッド/幸運な兵士/他全10曲収録
 1983年の『モンスターズ・オブ・ロック』でのライヴを収録したモノで、(中略)
 勿論、ラインナップ的には最悪の時期(ギター/ミッキー・ムーディ&メル・ギャレー、ベース/コリン・ホッジキンソン)だったせいもあり、なんとなく納得出来ない部分があるかもしれない。周知のとおり、グループはこの後、再び大幅なメンバー・チェンジをするわけだが、いろいろと考えさせられてしまうビデオだ。デイヴィッド・カヴァデールは早くソロになるべきである。(酒井)

 例によって誤植らしき表記はそのまま。途中はどうでもよいので省略。ここでいう「ソロに」というのは、足を引っ張るようなミュージシャンと組んでないで、一流どころの職人ミュージシャンをそのつど呼んでレコードを作り、ツアーをやればいいじゃん、という話かね?

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SPOTLIGHT KIDS: スーパーロック '84 (秘)裏話

『BURRN!』 1984.10

 Whitesnake 関係のやつだけ抜き出してご紹介。

■他のバンドがショウを演ってる時、ステージ裏のフィールドでサッカーを楽しんでいたのが、マティアス・ヤプス、クラウス・マイネ、アンヴィル、オジー・ホップ(ホワイトスネイクのマネージャー)たち。で、やっぱりドイツ人がうまかった。車に生きるコージー・パウエルは「オレは男よ! あんな子供(ガキ)のスポーツなんて誰がやるもんか!」というような顔つきで見ていた。
■で、そのコージー・パウエルに金魚のフンみたいにいつもくっついていたのがジョン・サイクス。
■メル・ギャレーが脱けたホワイトスネイクのステージには4人が登場。左より、ニール・マーレイ、真ん中にデイヴィッドとコージー、右側にジョン・サイクス、セッション参加のリチャード・ベイリー(key/アラスカ)は左側PAスピーカーの後ろ。なんか異和感があった。
■ルドルフ・シェンカーが名古屋公演のコージーのソロを見て、「きょうのコージのソロは最高だぜ!」とベタホメ。そのとおりだったですよ
■名古屋国際ホテルの廊下をコージー・パウエルがバスタオル1枚でウロウロしていた。
■出演者、及びスタッフ一同ビックリしたのが、なんつっても福岡での大地震。地震には慣れてるハズの日本人だってちょっとドキドキもんの震度4だったっていうんだから、生まれて始めて体験した連中は大さわぎ!! マクラとカバンとグルーピーをかかえ、ゆかた姿、全裸にバスタオル、パンツ1枚でろうかに飛び出したのはボン・ジョヴィのメンバー。しっかりとタイソン君を守ったのはマイケル・シェンカー。思わずシャウトしたのはクラウス・マイネ。「そのうちおさまる」と余裕だったのはデイヴィッド・カヴァデール。と、なんとも人間性がみえてしまった福岡の夜でありまシタ。

 一部誤植ぽいですが、原文ママ。Whitesnake と関係ないけど、この頃の Bon Jovi は完全にガキ扱いです(笑)。

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SPOTLIGHT KIDS: 両頭の蛇、分裂!? WHITESNAKE Forever!?

『BURRN!』 1984.10

 ジョン・サイクスが弾く“シャドウ・オブ・ザ・ブルース”や“ドント・ブレーク・マイ・ハート・アゲイン”だけは聴きたくなかった! が、どうやらそれも今回の『キングス・ジャム』だけになりそうな雰囲気だ。というのも、ホワイトスネイクがやっと現在のいまわしい姿をなくしてくれるらしいからだ。勿論、あくまでも噂だが……。
 コージー・パウエルは彼のニュー・ソロ・アルバムのプロジェクトに関する希望をチラッともらしていたが、それによると、ゲスト・ギタリストには、ジェフ・ベック、ゲイリー・ムーア、そしてジョン・サイクスを参加させるそうだが、これと同時に、彼はジョン・サイクスとニュー・グループを結成するらしい……。
 ホワイトスネイクのスター、シンボルはあくまでもデイヴィッド・カヴァデールであり、他にスター・プレイヤーはいらないというのが本当の白蛇ファンが思っている。デイヴィッド自身もジョン・サイクスが大嫌いだそうで、ファン念願のデイヴィッドのソロ活動実現か……

 「SPOTLIGHT KIDS」は『BURRN!』創刊からずっと続いているニュース・ゴシップを紹介するコーナー。当初は上記のような感じで、けっこう嫌みったらしいゴシップ記事の体裁だった。無記名だけど、まあ間違いなく名物編集長の手による文章だろうね。バンドを愛しすぎて自分の趣味と情感がたっぷり滲み出てしまうのはご愛敬として、「本当の白蛇ファン」だの「ファン念願」だのと代弁者然としてたたみ掛ける筆法はかなり引くな。一部文章がおかしいですが、原文ママです。

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