通勤の味方 iPod: Whitesnake / 「Saints & Sinners」(1982)

1. Young Blood
2. Rough An' Ready
3. Bloody Luxury
4. Victim Of Love
5. Crying In The Rain
6. Here I Go Again
7. Love An' Affection
8. Rock An' Roll Angels
9. Dancing Girls
10. Saints An' Sinners
11. Young Blood (Monitor Mix/Early Vocal)
12. Saints And Sinners (Monitor Mix/ Early Vocal)
13. Soul Survivor (Unfinished, Unreleased Song)

 Jon Lord の脱退すなわち70年代風オルガン・サウンドとの決別があり、それと入れ替わるように加入したギターヒーロー John Sykes がもたらしたサウンドが80年代ミュージックシーンでの成功を引き寄せた、というストーリーは非常にわかりやすいのだが果たして本当にそうなのか?
 というわけで、もうちょっと前のアルバムから聴き直してみるわけですよ。持っている音源は2007年に出たデジタル・リマスター盤なので、厳密に言うと「当時の音」を聴き直すことにならないんだけど。

「Saints & Sinners」は、もちろん Jon Lord は参加してますし、ギターに Bernie Marsden と Micky Moody、ベースに Neil Murray、ドラムに Ian Paice という、私の頭の中にある「ブルージーな Whitesnake」としてのベストメンバーで演奏されているアルバム。先ほどのストーリーに当てはめるならば、70年代どっぷりなサウンドであるはずなのです。
 確かに、聴いていて「これは80年代じゃねえなあ」と思われるフレーズやメロディもそこかしこにあるわけですが、でもそれはそれとして「Here I Go Again」なんかはしっかりモダン。(かつ、良く出来た曲だからアルバム「1987」で再レコーディングされたんでしょうが。)

 言ってみれば70年代 Whitesnake による80年代サウンドの志向の到達点がここだった、ということかもしれません。しかし目指すアメリカでのヒットには至らず、ここから先に進むためにはメンバーチェンジくらい何の犠牲とも思わない強い意志が必要だったのでしょう。サウンドだけでなくビジュアルがヒットを飛ばすための重要な要素となった時代、そりゃ Jon Lord とか Bernie Marsden じゃダメだと思うだろうねえ(笑)。

 しかしそう考えると、このすぐ後、1984年に始まった再結成 Deep Purple のアメリカ席巻、というのは興味深い事象だということになります。それこそ Whitesnake が切り捨てたメンバー(Jon Lord、Ian Paice)が奏でるサウンド、ベテラン・ミュージシャン達のジャムセッションみたいなステージと、音もルックスも70年代からの延長でまさに「我が道を行く」状態なのに彼らは受け入れられた。

 70年代の黄金期メンバーで80年代のファンをとりこにした Deep Purple と、70年代の姿を捨て去り、80年代スタイルに変身することでファンを獲得した Whitesnake。別々の方法によって新しい時代に適応した二つのバンドの物語が見える今日この頃。

 で、Bernie Marsden は今。


Fool For Your Loving - Bernie Marsden
Whitesnake founder member Bernie Marsden and friends (Jim Copley - Drums, Neil Murray - Bass) playing the classic track at Guitarfest 2006, Birmingham UK

 なんか相当膨らんでる。ギターのフレットの間に指がおさまるのか心配になりますが、ちゃんと弾いてますな。
 今も Whitesnake のフロントマンとしてビシッとしている David Coverdale と比べるのは酷ですが、プレイを楽しんでいるようには見えるし、一概にどっちがいいって言い切ることは出来ないでしょう。

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通勤の味方 iPod: Whitesnake / 「Slide It In」(1984)

1. Slide It In
2. Slow An' Easy
3. Love Ain't No Stranger
4. All Or Nothing
5. Gambler
6. Guilty Of Love
7. Hungry For Love
8. Give Me More Time
9. Spit It Out
10. Standing In The Shadow

 US盤は曲順が違い、ミックスが違い、何よりギタリストとベーシストが違う、という完全な別音源。私ゃ John Sykes のギターが聴けるUS盤しかちゃんと聴いたことがない。
 だからサウンド的にどう「US」的なのかは言えないですが、キーボードがしっかりフィーチュアされた渋めの「Gambler」を1曲目から外して、代わりに陽気なギターリフとメロディの「Slide It In」を持ってきた時点で、ああヤンキー向けにしたんだね、というのはわかりますわな。70年代サウンドと完全に決別し、ギターヒーロー中心、アメリカ市場中心、MTV中心の80年代ロックへの志向を宣誓したようなもんですわ。

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CLOSE UP ARTIST: John Sykes (WHITESNAKE)

『BURRN!』 1985.3

1 誕生日 1959年7月29日
2 出身地 レディング
3 血液型 -
4 身長 180cm
5 体重 約70kg
6 好きな食べ物 ベーコン・エッグ
7 好きな飲み物 ミルク
8 好きな色 黒
9 好きな女性のタイプ ブロンド
10 愛読書 なし
11 好きな映画 『ミッドナイト・エクスプレス』
12 好きなスポーツ ブロンドの女の子
13 初めてプロとしてのレコーディング タイガーズ・オブ・パンタンのアルバム「スペルバウンド」に収められていた“ヘルバウンド”
14 思い出深いコンサートは トーキョー・スタジアム(スーパー・ロック '84のこと)
15 初めて買ったレコードは
16 音楽以外の趣味は 女の子
17 きらいなもの -
18 生まれ変われるとしたら ジョン・サイクス
19 あなたの信条 -
20 好きな花 -

 この「CLOSE UP ARTIST」のコーナー、いろんな人にアンケートを実施していてなかなか面白いんですが、何で必ず「好きな花」を聞くのかね?

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BURRNIN' VINYL

『BURRN!』 1985.2

(90点以上)
94 HONOUR & BLOOD/TANK (大野)

83 SLIDE IT IN (American Remix)/WHITESNAKE

「スライド・イット・イン」のアメリカ・リミックス・ヴァージョンがリリースされた時点で、僕は自ら提起した“ジョン・サイクス問題”に終止符を打とうと思った。パーソナルなイメージからバンドに合わないという気持は今も変わらないが、やはり、こうしてリミックスを聴いてみると、サイクスはホワイトスネイクのサウンド・カラーを良い方に変えてしまったと素直に認めたい。
(後略)(酒井)

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SPOTLIGHT KIDS:

『BURRN!』 1984.12

■『プロ野球ニュース』の“好プレー・珍プレー”を楽しみにしている人も大勢いると思うけど、10月2日放送のこのコーナーのBGMに、ホワイトスネイクのインストゥルメンタル・ナンバー“ベルジャン・トムズ・ハットトリック”が使われていた。勿論、好プレーのシーンでですよ

 というわけで YouTube から。本家 Whitesnake による演奏ではありませんが、ゴキゲンなおっさん達が結構楽しませてくれます。


(Landslide - Belgian Tom's Hat Trick)

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SPOTLIGHT KIDS: 5年契約破棄!? Cozy, Where are you going ?

『BURRN!』 1984.12

 コージー・パウエルが「最低5年はいるよ!」と言ってホワイトスネイクに参加したことは有名な話だが、どうやら、その言葉を破棄しそうな雰囲気だ。
(中略)
 コージーいわく「俺は1つのバンドのパーマネント・メンバーでいるより、セッション・ドラマーとしていろいろなミュージシャンとやる方が自分の生き方に合っている!」とのこと。
(後略)

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KILLING TIME

『BURRN!』 1984.11

「フォープレイ」 ホワイトスネイク

●収録曲/フール・フォー・ユア・ラヴィング/ドント・ブレイク・マイ・ハート・アゲイン/ヒア・アイ・ゴー・アゲイン/ギルティー・オブ・ラブ/全4曲

 (大野)

 ま、紹介されてるよってだけの話ですわ。

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KILLING TIME

『BURRN!』 1984.10

「ホワイトスネイク・ライヴ」 ホワイトスネイク

●収録曲/シャドウ・オブ・ザ・ブルース/ラフ・アンド・レディ/レディ・アンド・ウィリング/愛の掟/ヒア・アイ・ゴー・アゲイン/ラヴ・ハンター/ミストゥリー・テッド/幸運な兵士/他全10曲収録
 1983年の『モンスターズ・オブ・ロック』でのライヴを収録したモノで、(中略)
 勿論、ラインナップ的には最悪の時期(ギター/ミッキー・ムーディ&メル・ギャレー、ベース/コリン・ホッジキンソン)だったせいもあり、なんとなく納得出来ない部分があるかもしれない。周知のとおり、グループはこの後、再び大幅なメンバー・チェンジをするわけだが、いろいろと考えさせられてしまうビデオだ。デイヴィッド・カヴァデールは早くソロになるべきである。(酒井)

 例によって誤植らしき表記はそのまま。途中はどうでもよいので省略。ここでいう「ソロに」というのは、足を引っ張るようなミュージシャンと組んでないで、一流どころの職人ミュージシャンをそのつど呼んでレコードを作り、ツアーをやればいいじゃん、という話かね?

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SPOTLIGHT KIDS: スーパーロック '84 (秘)裏話

『BURRN!』 1984.10

 Whitesnake 関係のやつだけ抜き出してご紹介。

■他のバンドがショウを演ってる時、ステージ裏のフィールドでサッカーを楽しんでいたのが、マティアス・ヤプス、クラウス・マイネ、アンヴィル、オジー・ホップ(ホワイトスネイクのマネージャー)たち。で、やっぱりドイツ人がうまかった。車に生きるコージー・パウエルは「オレは男よ! あんな子供(ガキ)のスポーツなんて誰がやるもんか!」というような顔つきで見ていた。
■で、そのコージー・パウエルに金魚のフンみたいにいつもくっついていたのがジョン・サイクス。
■メル・ギャレーが脱けたホワイトスネイクのステージには4人が登場。左より、ニール・マーレイ、真ん中にデイヴィッドとコージー、右側にジョン・サイクス、セッション参加のリチャード・ベイリー(key/アラスカ)は左側PAスピーカーの後ろ。なんか異和感があった。
■ルドルフ・シェンカーが名古屋公演のコージーのソロを見て、「きょうのコージのソロは最高だぜ!」とベタホメ。そのとおりだったですよ
■名古屋国際ホテルの廊下をコージー・パウエルがバスタオル1枚でウロウロしていた。
■出演者、及びスタッフ一同ビックリしたのが、なんつっても福岡での大地震。地震には慣れてるハズの日本人だってちょっとドキドキもんの震度4だったっていうんだから、生まれて始めて体験した連中は大さわぎ!! マクラとカバンとグルーピーをかかえ、ゆかた姿、全裸にバスタオル、パンツ1枚でろうかに飛び出したのはボン・ジョヴィのメンバー。しっかりとタイソン君を守ったのはマイケル・シェンカー。思わずシャウトしたのはクラウス・マイネ。「そのうちおさまる」と余裕だったのはデイヴィッド・カヴァデール。と、なんとも人間性がみえてしまった福岡の夜でありまシタ。

 一部誤植ぽいですが、原文ママ。Whitesnake と関係ないけど、この頃の Bon Jovi は完全にガキ扱いです(笑)。

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SPOTLIGHT KIDS: 両頭の蛇、分裂!? WHITESNAKE Forever!?

『BURRN!』 1984.10

 ジョン・サイクスが弾く“シャドウ・オブ・ザ・ブルース”や“ドント・ブレーク・マイ・ハート・アゲイン”だけは聴きたくなかった! が、どうやらそれも今回の『キングス・ジャム』だけになりそうな雰囲気だ。というのも、ホワイトスネイクがやっと現在のいまわしい姿をなくしてくれるらしいからだ。勿論、あくまでも噂だが……。
 コージー・パウエルは彼のニュー・ソロ・アルバムのプロジェクトに関する希望をチラッともらしていたが、それによると、ゲスト・ギタリストには、ジェフ・ベック、ゲイリー・ムーア、そしてジョン・サイクスを参加させるそうだが、これと同時に、彼はジョン・サイクスとニュー・グループを結成するらしい……。
 ホワイトスネイクのスター、シンボルはあくまでもデイヴィッド・カヴァデールであり、他にスター・プレイヤーはいらないというのが本当の白蛇ファンが思っている。デイヴィッド自身もジョン・サイクスが大嫌いだそうで、ファン念願のデイヴィッドのソロ活動実現か……

 「SPOTLIGHT KIDS」は『BURRN!』創刊からずっと続いているニュース・ゴシップを紹介するコーナー。当初は上記のような感じで、けっこう嫌みったらしいゴシップ記事の体裁だった。無記名だけど、まあ間違いなく名物編集長の手による文章だろうね。バンドを愛しすぎて自分の趣味と情感がたっぷり滲み出てしまうのはご愛敬として、「本当の白蛇ファン」だの「ファン念願」だのと代弁者然としてたたみ掛ける筆法はかなり引くな。一部文章がおかしいですが、原文ママです。

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interview with Neil Murray (Whitesnake)

「2 years ago, Nobody told me that I was in Whitesnake or not.」

『BURRN!』 1984.11
interview: Naomi Ohno
Pix: Midori Tsukagoshi

 背が高く、ベースを持った立ち姿は実にかっこいい、だが残念ながらハンサムじゃない職人ベーシスト。この人を見ると、RINGS で前田日明なんかと戦ってた、「ナイマン蹴り」でおなじみの空手家、オランダのハンス・ナイマンを思い出すんだよな……。
 Whitesnake 脱退から Gary Moore のアルバムレコーディング、ツアーへの参加、そして再び Whitesnake 加入、という時期の話から、話題は Whitesnake でのバンドメイト、コージー・パウエルについて。

――ベーシストとして、同じリズム・セクションであるドラマーのコージー・パウエルは、いいパートナーだと思いますか?
N:うん。僕は常に、いいドラマーと一緒にプレイしようとしているんだけど、その点、すごくラッキーだった。今までにも、サイモン・フィリップスとかビル・ブルフォード、ジョン・ハイズマンなどの素晴しいドラマー達とプレイすることができたんだ。そして、いつも自分のスタイルをそのドラマーに合わせていく必要があるんだよ。ロック・バンドでは、ドラマーがシンガーの次に重要な存在だからね。だからコージーのドラミングを注意深く聴いて、彼のプレイについていくようにするんだ。例えばホワイトスネイクの曲をプレイする時に、僕がイアンと一緒にやってた時と同じベース・ラインを弾いたって、うまく合わないわけさ。コージーのやることに合わせなければいけない。
 僕はベースを始める前に、学校でドラムを叩いてたことがあるから、タイミングに関しては、けっこううまく合わせられる。だからベースでドラマーのようなプレイをすることができるんだよ。わかるかい? 曲の最後の4小節で、コージーがどういうプレイをするか察して、ベースでも同じようにやるんだ。その方が、ずっとサウンドがパワフルになるだろう?
――コージーとイアンの大きな違いは?
N:イアンの方がジャズ的なドラムを叩く。彼は、バディ・リッチなどのジャズ・ドラマーをよく聴いているし。黒人のドラミングや、ファンキーなドラミングに影響を受けているんだ。
 コージーの方がストレートなロックン・ロールをプレイする。ジョン・ボーナムみたいなね。イアンもそういうプレイをするけれど、他のものにも影響されている。
 この2人は、性格もまったく違うから、それがドラミングにも表われてるよ。コージーはとても攻撃的だし、イアンはそうでもない。どっちかっていうとイアンはテクニカルだ。彼は、コージーがやらないような速い叩き方をするけど、コージーは、そういうものをやるよりも、パワフルなプレイを好むんだ。僕は、その両方とも好きだよ。
 もしこの2人のドラマーや、他の多くのミュージシャンと同時にプレイできれば最高だと思うんだけど、そうもいかない。バンドにいる限りは、いつも同じミュージシャンとプレイし、その中でお互いを刺激し合っていかなければならない。そうやってインスパイアし合うことで、毎晩違うプレイを展開していくんだ。もしレコード同じにプレイしてたんじゃ、皆すぐ飽きてしまう。ホワイトスネイクは、例えば2年前にやっていたこととまるっきり同じプレイはやらないよ。メンバーが変わっていなかったとしても、曲は変わってるハズだ。皆、飽きてくるから、少しずつ変えていってるんだ。特に1つの曲をずっと長い間、演奏し続けている場合はね。だから“ミストゥリーテッド”のように、もう何年もプレイしていると、その曲を、それ以上にアレンジしようがなくなってしまう。そういう時は、その曲とサヨナラするしかないんだよ。

 最後に記者は、なぜ結婚しないのか、などというかなりデリケートな質問をしています。Neil の答えは「ロックン・ロールの世界にいるとツアーばかりだから、人と出逢い、長い時間をかけて、互いを理解し合うのがすごく難しいんだ」。よし、そういうことにしておこう。(2008年現在、彼は結婚してるのか、私ゃ知りません。)

 Cozy と Neil のコンビネーションの一例。イントロでのデビカバのアクションが実にエロい。この時期の Whitesnake はメンバー全員が本当にすげえと思います。

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SPECIAL INTERVIEW: David Coverdale

「The Man - Walking In The Shadow Of The Blues!」

『BURRN!』 1984.11
interview: Koh Sakai
Pix: Koh Hasebe

 『BURRN!』は創刊号からずっと保管してあります(ホントは2冊だけ持ってないのがありますが)。英語がほとんど読めない私にとって、ヘヴィメタルに関するほぼ唯一といって良かったありがたい情報源がこの雑誌。とはいえさすがに20年前の記事の内容まで事細かに覚えているわけもないので、掘り起こしながらアーカイブ化してみましょう。
 私の興味の中心は、サウンドとプレイスタイルを当人達がどうとらえているか、ということ。

 1984年11月号は創刊2号に当たります。Whitesnake というバンドの歴史でいうと、「Slide It In」発表後、ギタリストが John Sykes 一人になり、数年後にアルバム「1987」(俗称「Serpents Albus」)で歴史的ヒットを飛ばすというあたり。

――ジョン・ロードが脱退したことにより、演奏曲目に苦労し、サウンド的にもかなり影響があったのではないかと思うけど……?
D:そんなことはない。ホワイトスネイクはギターを基本にしたバンドだからね。ジョン・ロードがなぜ辞めたかというのは僕も十分把握してるし、何年も前から「いつかはこうなるだろう」と思ってたことが起きたっていう感じだから全然驚かなかったし、ガックリもしなかった。これからも成功してくれるのを祈ってるよ。I wish you well!
 いずれにせよ、僕にとっても変化が必要な時だったし、今、僕とジョン・サイクス、コージー、ニールの4人で演ってる方が、音楽がイキイキしているという感じだ。
――メル・ギャレーは正式に脱退したの?
D:メルは知ってるとおりケガで入院した。彼が次のアルバムにバンドのエキストラ・メンバーとしてバッキング・ヴォーカルや作曲に参加してくれるかどうかは今後、彼との話し合いしだいなんだけどね……。ま、ステージでは4人だけの方がスペース的に余裕があるし、健康的な雰囲気だから今の4人でいいと思ってる。“4”という数字も好きだし……。
――メルはホワイトスネイクに必要ではなかったと思う。“ミストゥリーテッド”のソロもひどかったし……コードしか弾けないんだからね。
D:うん、そうだね。こういう仕事はフィーリングに左右される。今は凄くいい状態だ。去年は飽きていたとは言わないけど、あまり良いショウは出来なかったと思う。でも、現在はショウも段々良くなってきたし、凄くエキサイティングにもなってきているよ。

 インタビュアーをやっている『BURRN!』編集長の酒井康は David と親友だそうなので、インタビューの調子も非常に親密というか馴れ馴れしいというか。アルバム「Saints & Sinners」(1982)の出来にも忌憚のない意見をぶつけます。

――良くなかった。つまり、スリー・コードの単純なR&Rソングが多すぎたし……場つなぎとは言わないけど、レヴューもきびしいモノがあったし、僕もホワイトスネイクの作品としては納得いかなかった。
D:なるほど。よくわかったけど、今は違うよ。今、僕達が演っていることは、ミュージシャンが3人でありながら、音楽の持つダイナミズムを探ることが可能だということを証明しようとしているんだ。今、僕達はノビノビと息をすることが出来るんだよ。ニールの音もハッキリ聴こえるし、コージーの叩く音も1つひとつクリアーに聴こえる。ジョン(サイクス)の音もしっかりと聴くことが出来る。これ以上増えるとやかましくなって、ゆったりと呼吸することが出来なくなってしまう。
 勿論、ミュージシャン(演奏者の意)3人では上手くいかない曲もある。そういう曲は横にのけているんだ。でも、逆に3人の方がズッと良くなったモノも多い。僕は世界 No.1 のベーシストとドラマー、トップ・クラスのギタリストに参加してもらうことが出来て、本当に幸運だよ。彼らは観て聴くに値するミュージシャン達だと思う。だから、今はステージを大勢のミュージシャンで埋めたくないんだ。

 Neil Murray と Cozy Powell が「世界一」で、John Sykes はこの時点では世界一ではなく「トップ・クラス」、この微妙な表現の違いが面白いですな。
 Geffen Records との契約とメンバーチェンジにともなうギター・パート、ベース・パートの録り直し・リミックスによってアルバム「Slide It In」(1984)には2つのバージョンが生まれたわけですが、そこでの、主に John Sykes のプレイスタイルについての質問。

――でも、ジョン・サイクスが弾きまくることによって………
D:ジョンは本当に素晴らしいギタリストだよ。コージーもニールも………
――いや、素晴らしいってのはわかるんだけど……
D:ライヴを録音したテープを聴いたけど、ジョンは1つもミスをしていなかった。どんなに速弾きしても、だよ。おまけにメロディックときている。ただひたすらに速弾きしてるギタリストはたくさんいるけど、ただ弾きまくるだけだったら僕にだって出来るさ。そんなのクソクラエだ! それはラジオを買いたいと思ってるのに丸めこまれてTVを買わされたようなものさ。ジョンは本当に信じられないような腕をしている。
――でも、誉めちぎっているのに水を差して悪いけど、例えば“ドント・ブレーク・マイ・ハート・アゲイン”なんかでも、ジョンが弾くとバンバン先に進んじゃってるし、今年の4月2日のロンドン・ハマースミス・オデオンのライヴでも、ソウルフルなR&Bをベースにした“フール・フォー・ユア・ラヴィング”がヘヴィ・メタルになっていて、「なんでこんなに速いんだよ!? もっと歌を聴かせてくれよ!」って気になってくるんだ。これは、日本のファンがみんな思ってることさ。
D:なるほど………ウーーン………。ま、言いわけになるかもしれないけど、“ドント・ブレーク・マイ・ハート・アゲイン”は日本に関連の深い曲……日本でもヒットした曲だから、ジョンもエキサイティングしすぎてアドレナリン(動物の副腎の髄質部から分泌されるホルモン――交感神経に作用する)の働きが活発になりすぎちゃうんだよ。(爆笑) それがいいように働く時もあるし……また……わかるだろ? 僕はそれくらいの違いは容認するよ。彼のプレイの味方をするな! その方が逆に刺激的だし、僕もそれによって前面に押し出されるような感じになるからね。  その辺に立って、なに気なく口笛を吹いていたくはないよ。パンチを効かせて歌いたいんだ。“ドント・ブレーク・マイ・ハート・アゲイン”だったら、(パンチを効かせて)“Don't Break My Heart Again……”(と歌う)であって、(弱々しく)“don't break my heart again……”(と歌う)という感じの曲ではないんだよ。でも、キミが気に入らなかった点がそれだけだったら嬉しいよ。(笑)

 弾きまくる John Sykes の例。


(Super Rock '84)

――イアン・ペイスからコージー・パウエルに替わったことは、バンドにどんな影響を与えたかい? かなり大きな影響があったと思うけど?
D:それは論外さ! イアン・ペイスの格を落とす必要はないけど、コージーは僕に似て、原始的で動物的でロックン・ロールのために生まれてきたようなものさ。それが、彼を誉めるのにピッタリの言葉さ。
――イアン・ペイスはシンコペーション多用のジャズっぽいフィーリングが多すぎたということ?
D:それもいえるけど、とにかく、コージーのドラムで“ミストゥリーテッド”を歌ったことは、今までの人生の中で最も光栄なことだよ。
――リッチーのギターをバックにした時よりも?
D:そうさ! あの時代はあれで良かったのかもしれないけど、結局はギター・ソロみたいなモノだったからね。コージーは僕に似て、とにかく行って仕事をやり、それ以外のナンセンスは一切拒否の男なんだ。例えば、僕とコージーが口論をしたとしても、それはいつも進歩する足掛かりになる。ま、誰が何を言おうと、今が僕の音楽人生の中で最も幸せな時だって言えるよ。コージーを信頼してるから……勿論、ニール・マーレイもジョン・サイクスもそうだと思う。ホワイトスネイクはグループの“ロールスロイス”で、コージー・パウエルは最高のドライバーなんだ。

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通勤の味方 iPod 2008/6/13

Whitesnake / 「IT'S GOOD TO BE BAD IN SYDNEY」

Live At Enmore Theatre Sydney Australia - March 28th 2008

1. Intro
2. Best Years
3. Fool For Your Loving
4. Bad Boys
5. Love Ain't No Stranger
6. Lay Down Your Love
7. Is This Love
8. Guitar Solo / Jam
9. Drum Solo / Jam
10. Crying In The Rain
11. Band Introduction
12. Ain't No Love In The Heart Of The City
13. All For Love
14. Give Me All Your Love
15. Here I Go Again
16. Still Of The Night
17. Burn / Stormbringer

David Coverdale - Vocals
Doug Aldrich - Guitar
Reb Beach - Guitar
Uriah Duffy - Bass
Timothy Drury - Keyboards
Chris Frazier - Drums

 折角なんで、YouTube に上がってた同日の「Still Of The Night」をどうぞ。残念ながら私の大好きな「Fool For Your Loving」は上がってないのだな。


(Live at the Enmore Theatre, Sydney, AU 28th March 2008)


( Live at Citibank Hall, Rio de Janeiro, Brazil 7th May 2008)

 これはリオのライブでの「Fool For Your Loving」。テンポアップしてモダンなロックナンバーになってしまった最近のアレンジが大嫌い、という人も多いみたいですが、私ゃ Steve Vai が弾いたバージョンが大好き、というヤツなので、Reb Beach がソロを弾きまくっている(上記動画の 2:30 あたり)今の「Fool For Your Loving」も大好きです。

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ヴォーカリスト: Kal Swan

 David Coverdale になれなかった男。Whitesnake に加入したギタリストの Doug Aldrich は バンドのリーダーでありヴォーカリストである David Coverdale との関係について聞かれ、その中でかつてのバンドメイトである Kal と、そのバンド Lion についてこんな風に言っている。

――音楽に関してはあなた達の波長はいつも同じでしたか?
D:僕とデイヴィッドの音楽の好みは、とても似ているんだ。それに僕は、カル・スワンという、デイヴィッドの大ファンのヴォーカリストと一緒に仕事をしていたからね。LION は、基本的には WHITESNAKE をモデルとして作られたバンドだったんだ。だから僕は WHITESNAKE のスタイルがどこから来ているか知っていた。うん、僕達の波長は合っていると思うよ。
(『BURRN!』2008.6)

 デビカバのディープヴォイスが好きな私としては、当然 Kal のことも好きだったわけですが。あー、やっぱり Whitesnake フォロワーだったのね。
 そういえば確か Kal Swan は一度 Deep Purple のヴォーカリストのオーディションを受けて、落ちていたっけな。やっぱり何か越えられない壁みたいなものがあったのだろうか。
 さて、そんな Kal Swan の雑誌に載っていた直筆アンケート。

1 誕生日&出身地/1963年4月20日 大英帝国スコットランド グラスゴー
2 身長&体重/183cm 約82kg
3 最も感動的なこと/ライオン
4 最も大切なこと/ライオン
5 最も怖いこと/ハゲになること
6 最も感心する人/フィル・ライノット アドルフ・クアース
7 人生哲学/血とハラワタとビール
8 実現不可能な望み/ロンドンにパブを持つ
9 理想的な一日/俺達が日本をツアーすること
10 もしもあなたを動物にたとえるとしたら? その理由は?/トラ 俺の誕生サインだから
(『METALLION』Vol.1 1986.10)

 ここで名前を挙げているのは Thin Lizzy のヴォーカリスト Phil Lynott ですか。もう一人名前の挙がっているのは、音楽と関係ない、ビール会社 Coors の創業者 Adolph Coors ですな。酒好きめ。ちょっと笑えるのは、これだけ Lion のことを最も感動的だの、最も大切だのと思っているにもかかわらず、自分を動物に例えると「トラ」にしてしまうことでしょう。正直なのはわかるが、どうせなんだから「ライオン」にしろよ。
 この『METALLION』には、Lion のドラマーである Mark Edwards のインタビューも載っていて、その後の彼らの活躍と悲劇を知っている身としては非常に胸に堪えます。

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ギタリスト: Reb Beach

 80年代から活動するテクニカルなギターで知られるプレイヤーの一人。セッション・プレイヤーから Winger を経て、Dokken に加入したりしながら、気がつけば Whitesnake のギタリストに。ちゃんとチェックしてないけど、Night Ranger のサポートまでやってるご様子。

 この人のプレイは最近ほとんど聴いてないなあ。と反省し、今日は謹聴モードで Winger の現時点での最新スタジオアルバム「IV」(2006)を聴き直してみました。

 ……1曲目からくどいというか大仰というか、見事な Winger 節の炸裂するいいアルバムです。

 確かに、ギタリストとしては申し分のない腕前でありましょう。リフだけでなくソロもばっちり弾きまくるタイプの、80年代後期以降のハードロックバンドにはとてもふさわしい人材。ギタリストが抜けちゃった幾多の有名バンドがこぞって彼にサポートを頼むのも納得出来ますな。
 しかしそんなにいろんなバンドのお手伝いをしながら、Winger は活動中だし、Whitesnake の正式メンバーでもあるわけだし、さらに The Mob なんてバンドでの活動もしているとなると、彼のメインの仕事というのは果たして何なのか、わからなくなってきます。ギタリストだから、その場その場で頼まれたらギターを弾くのが俺の仕事、みたいな職人気質の人なんでしょうかね。

 Whitesnake の「Good To Be Bad」に関しては、正式メンバーというわりにはそれほどプレイでの貢献はしていない模様。ギタリストの Doug Aldrich もインタビューで語ってますが、このアルバムでのリズムギターはすべて Doug の仕事。

――レブ・ビーチはこのアルバムに、どの程度貢献しましたか?
D:レブは、僕が当初予定していたほどにはこのレコードでプレイしていないんだ。彼と話した時に、WINGER でやる予定のことがある、今は NIGHT RANGER でやっていることがあると言って、僕が総てのリズム・ギターをプレイすることを提案したんだ。僕は曲の構成を知っているし、いくつか複雑なチューニングも使っていて、それは彼があまり馴染んでいないものだからかもしれなかった。それで、僕達の間で意見はまとまったんだ。ソロはレコードの半分を彼に弾いてもらいたかったけど、時間的にもスタイル的にも上手くいかなかったし、僕達全員、どんなことをやるにしても、曲のために最良なことをやると決めていたから、それで、こういうやり方になったんだ。
(『BURRN!』2008.6)
――それで、レブはこのレコードでプレイしているのですか?
D:ああ、彼はシングルになる予定の曲でプレイしているよ。その曲で彼は凄いソロを弾いているからね。“All For Love”という曲で、アメリカよりもヨーロッパや日本での方が人気が高まりそうな曲だよ。デモでは僕がソロを弾いていて、それもかなり良かったんだけど、僕はレブに色々な曲を試してみてもらい、どれが彼にぴったりだと感じられるか、知りたかった。そして彼から送られてきたソロを聴いて、この曲ではタッピングを少し入れるか、あるいはもっとクラシックなレブ・ビーチらしいことをやってみてほしいとリクエストしたところ、彼はさらに練って、レコーディングし直してくれたんだ。そうやって送られてきたものは本当に素晴らしかったよ! ギター・プレイヤーとして、僕がやったソロよりも、遙かに良いと思ったんだ。
(同上)

 というわけで、実際 Reb Beach がやった仕事は「All For Love」のソロだけなんじゃねーか? と思われるわけですが、その「All For Love」、Doug の贔屓目だけでなく、確かにかなり力の入ったいいソロが聴ける名曲ですよ。アルバムだとこの後しっとりとした「Summer Rain」につながり、その流れもすこぶる良いのです。

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ギタリスト: Doug Aldrich

 一時、彼のやることなら全部オッケー、みたいに思っていたこともありましたな。特別個性的なわけでもない、でも結構好きなギタリストでした。
 というのも、彼が昔やっていた Lion というバンドが好きだったからです。Lion はドラマーが事故で半身不随になる、という不幸があり、結局アルバム2枚出しただけで解散の憂き目を見てしまいましたが、その後 Doug と、ヴォーカリストの Kal Swan という男は二人で Bad Moon Rising というバンドを始めました。
 忘れもしない、1991年6月19日の渋谷公会堂。Bad Moon Rising の日本公演の最終日、私ゃ2階席の1列目、真正面で彼等の演奏を見ました。今のところ、生涯に見た中で3本の指に入るライブだと思ってます。これからもずっとこいつらを応援するのだ、と思いました。

 が、Bad Moon Rising はそこから迷走状態に入り、2枚目、3枚目のアルバムは、とても誉められたもんじゃありませんでした。とにかく、いい曲が無いから、聴いているのがつらい。マンネリ、中途半端、安易に流行に乗った感じの音作り……。

 そして Bad Moon Rising 解散のニュース。Doug はソロ活動をしたり、新バンド Burning Rain を結成して再起を図ったりしていましたが、Bad Moon Rising の凋落振りにショックを受けていた私は結局ろくにチェックもしないままでした。そのうちコアなマニアしか話題にしないアーティストになっちゃったし。
 それが最近になって、Dio に加入しただとか、と思ったら今度は Whitesnake のメンバーとして発表されているだとか、表舞台で Doug Aldrich の名を見ることが多くなり、そして今回の「Good To Be Bad」での名演ですよ。
 ほんと、辛抱しないで見捨ててしまってすまんかったという感じです。

 じゃあ、Dio での演奏はどうだったんですかね? これも今度聴いてみなくてはなりません。

「MySpace.com - Doug Aldrich」
「MySpace.com - Doug Aldrich」(JAPAN)
「Burning Rain official net」

「MySpace」にある「Doug Aldrichの勤務先 Whitesnake US Guitarist」って表記が笑えますな。まあ David Coverdale は典型的なワンマン社長のキャラクタだから、間違いないって感じですが。

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The Mob

 今さら知ったのかよって感じで格好悪い話を一つ。
 現 Whitesnake の Reb Beach と Timothy Drury は The Mob というバンドを組んで活動している。あとのメンバーは King's X の Doug Pinnick に Night Ranger の Kelly Keagy だと。しかも2006年に出たアルバムには Winger で Reb と組んでいる Kip Winger までもが参加。
 80年代スーパーバンドの趣じゃないですか。まだ聴いたことがなかった(というか、存在すら知らなかった)が、今度聴いてみよう。

「rebbeach.com」 http://www.rebbeach.com/mob/

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Whitesnake 「Good To Be Bad」にまつわるインタビュー

 とりあえず目を通したやつは『BURRN!』の分だけ。あと、読み応えのあるボリュームのインタビューやレビューが載っている雑誌はあるかね? 外国語がからきしなので、他国のメディアは教えてもらっても駄目そうだが。

『BURRN!』2008.5
EXCLUSIVE INTERVIEW with David Coverdale
pix: William Hames
interview: KAZ HIROSE

『BURRN!』2008.6
EXCLUSIVE INTERVIEW with Doug Aldrich
pix&interview: JOHN"SHOOTER"HARRELL

『BURRN!』2008.6
EXCLUSIVE INTERVIEW with Chris Frazier
pix&interview: JOHN"SHOOTER"HARRELL
EXCLUSIVE INTERVIEW with Uriah Duffy
pix&interview: JOHN"SHOOTER"HARRELL

 レコーディングに参加したメンバーとしてはあと二人、Reb Beach と Timothy Drury がいるが、彼等へのインタビューは無し。

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Whitesnake 「Good To Be Bad」(2008)

1. Best Years
2. Can You Hear The Wind Blow
3. Call On Me
4. All I Want All I Need
5. Good To Be Bad
6. All For Love
7. Summer Rain
8. Lay Down Your Love
9. A Fool In Love
10. Got What You Need
11. 'Til The End Of Time

 前のアルバム「Restless Heart」が1997年の作品だから、Whitesnake 11年振りのニューアルバム。評判通り、会心のハードロックアルバムだった。見事に復活したねえ。4.「All I Want All I Need」や 7.「Summer Rain」は実に Whitesnake らしい力強さを備えたパワーバラード。これは残るな。Adrian Vandenberg に代わってパートナーとなった、Doug Aldrich との相性は思った以上に良かったか。というか、彼のプレイを聞くのは Bad Moon Rising のアルバム以来だったんだけど、こんなにかっこいい音を出すギタリストだったか?

 プレイヤーという点でいうと、David Coverdale という人は私にとって、ほぼ理想通りと言っていい、かっこいいハードロック・ヴォーカリスト。Robert Plant よりも、Paul Rodgers よりも、Steven Tyler よりも、私ゃデビカバの歌が好き。パワフルで、セクシーで、ディープ。

 2008年に出たアルバムの中では、明らかに上位に入る気がする、これは。


↑ US版の Special Edition はライブ音源と「Ready To Rock」のPVが入ったディスクがついて2枚組。

「WARNER MUSIC JAPAN」のアルバム紹介サイト http://wmg.jp/whitesnake/top.html

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